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秋さば船場汁 9月7日

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『汁物のご紹介』

写真は、長月の汁物「秋さば船場汁」です♪

「船場汁」とは?
日本料理語源集にこう記載されています。

『大阪・船場から生まれた鯖と大根の汁。
大阪はさすが商人の町の船場、食べ物まで経済的です。
身は別の料理にして食べ、残りの頭や中骨まで使って
汁物にしたのが始まりです。
現在では身と共に頂きます。』

やんもでは、旬の脂の乗った秋さばを三枚に卸し、
薄く塩をして30分ほど置きます。
その後、丁寧に中骨を抜いて切り身にし、
60~70度のお湯で霜をふります。
熱湯だと皮がめくれてしまうのでご注意ください。

これを、骨などで取ったスープと出し昆布、
鰹出汁を合わせたものと生姜のスライスで
薄く下味をつけます。
このスープで、吸い物の汁を作ります。

お野菜は、大根と人参の短冊切りと、
笹がき牛蒡を薄味で焚いておきます。
これらを盛り合わせ、青味と針葱を盛り、
生姜汁を少したらして召し上がっていただきます♪

秋さばの旨味と脂を楽しめる自慢の汁物です♪
なんてったって、千杯いける船場い汁っ!!(笑)

ぜひ食べにいらして下さい!

では、本日も笑顔を忘れずに
気を取り直していってらっしゃい♪

副料理長 下田屋 貴士